自走式立体駐車場は駐車をする自動車の運転者が自ら場内を運転して走行し、自分自身でスペースを見つける仕組みとなっています。そのため、基本的には管理の手間を省くことができるほか、効率的な運営を行うことができるため収益性の高い駐車場と言われることも少なくありません。一般的な立体駐車場の場合には、リフトと車両を格納するスペースが設置されており、基本的には担当者がそのリフトを操作して車両を格納する仕組みとなっています。そのため、リフトの操作を行う担当者の人件費や、これらの設備を安全に稼働するためのメンテナンス費用等、様々な維持コストが発生するものとなっているのに対し、自走式立体駐車場はこれらの費用が不要となり、建物自体のメンテナンスを行うことを心がければ非常に運用コストを低く抑えることができると言うメリットがあります。

しかし自走式立体駐車場は利用者が自ら場内を運転するため、その安全確保に充分に留意をしなければなりません。その工場によっては様々な安全確保の仕組みを導入しなければならないことになり、そのためのコストも必要となります。特に運転者にはそれぞれ技量の違いがあるため、これを考慮した場内の構造とする必要があるほか、その安全確保も確実に行うことが必要です。自走式立体駐車場は、特に混雑時に様々なトラブルを生み出してしまうことも少なくありません。

このような場合に対応することができる方法を十分に考慮することが、効率的に運用する上で重要なポイントとなっています。