営業車両の宣伝広告に従来は塗装が行われていましたが、現在ではラッピング加工による宣伝広告が多くなりました。路線バスやトラックの貨室側面などに企業アピールや宣伝のためにラッピング加工が施されるケースが多いです。最近では営業車両全般でラッピング加工が多くなりました。営業車両にラッピング加工を施すことは塗装に比べて費用が掛かると言われています。

この施工は特別な技術が必要になり、塗装に比べてコストがかかります。材料費や施工技術料、企画デザイン料などが掛かるため、塗装に比べて割高となります。ただ、車両全体をラッピングすることで宣伝カーとして動く媒体となります。営業車の入れ替えの際に剥がす費用も掛かります。

ただし、加工により塗膜は施工前のきれいな状態に保たれるため、海外市場などへ流出する場合に高値で売れるというメリットがあります。国内で利用された数十万キロ走行の営業車両は、国内での流通は極めて難しいです。しかし、海外市場となると年式や走行距離よりも見た目の良さが大事になります。中古車ブローカーも見た目の良い車が高く転売できることを知っていますので、高値で買取るでしょう。

塗装が施されていると国内での価値は二束三文、海外市場でも評価は低くなります。宣伝効果と売却時のメリットを考えても営業車に施す価値は高いでしょう。業者により料金が大きく異なるので、料金体系をしっかりと調べて実績の高い業者に依頼することが良いでしょう。